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GREETING

代表者挨拶

仕事という役に就き、
その役作りに熱中し、
人(ヒト)々の役に立つ。

親以外の人様から、物品やサービス、労働力やプレゼントの見返りとして、それに対する価値として紙幣や貨幣(お金)を頂くようになってから30数余年が経ちました。学生時代、居酒屋の皿洗いから始まり、会社員としてサラリーマンとしての20数年、そして創業経営者として会社を作り、事業を起こしました。

20代前半のころから、将来経営者として働きたいという少々半端な志を持ち続けたものの、2011年3月11日の大惨劇を目の当たりにするまでは、自ら起業したところで失敗したらどうしようという強い不安と、自分が最終責任を取る恐怖心を克服出来ずウジウジしていた事が、つい昨日の事のように蘇ります。

18,000人以上の死者と行方不明者を発生させた東日本大震災、その当日バットで頭を殴られたかのような、ナイフで腹部を抉られたかのような、そんな大きなショックと痛みを感じました。
それとともに、そのタイミングで安全なサラリーマンを終わりにして、自ら事業を起こすという大きな大きな「決断」と「覚悟」が私のからだの内うちから、体の奥底から溢れ出してくれたことに、僕自身への大きなプレゼントとして有難く拝授致しました。

建設工事の業界において、創業スタート時は震災直後の宮城県を中心とした東北、北海道の足場工事事業者の方々へ足場資材の販売事業。
次に、以前勤めていた会社の同僚であり、信頼できる仲間との合流により福島県内、北海道内、さらに広島県内において足場工事業と足場販売事業を始められることになりました。
「一緒にやろう。これから成田屋を作っていくのに〇〇さんの「チカラ」を貸して欲しい!」
そう、よく考えてみれば、私はいつもみんなに頼み事ばかりだし、お願い事ばかりしてきた。今もしょっちゅう頼み事をしている。それらの頼み事、お願い事にみんなが、社員が応えてくれ、みんなが自分の役割に、役作りに熱中していてくれるからこそ、今も私は社長として、社長役に徹して会社経営することが出来ています。

足場販売の事業も、足場工事の事業も、スキルのある人が仲間として賛同してくれて、「大役」「脇役」「ちょい役」をもしっかりと全うし「役」に徹してくれているからこそ、私はいつも「この事業はやれそうだ、出来そうだ!」とにわかに思えてしまう。
マンションの大規模修繕工事事業においても、いろんな人たちから話を聞けば聞くほど「この事業も、もしかしてやれるんじゃない?出来るんじゃない?」と頭の中にふわっと浮遊し、頭に浮かんだところを起点にそのスキルのある人たちが見えてきて、パズルのピースが埋まっていくように少しずつ、少しずつ形になっていき、どんどん可能性が視え、楽しみが広がっていく。

僕自身が会社で出来る事なんて多寡だか知れていて「これなら出来そうだ!」と感じられる能力だけなのかもしれないと常々感じるようになっている。
これからも建設工事業界の中において“人(ヒト)々の役に立つように、社会の役に立つように”僕と携わってくれている仲間たちと一緒に、今就いている「役」に、今熱中出来る事一つ一つを一所懸命に邁進して参ります。
どうぞこれからも成田屋株式会社、成田屋グループを何卒、宜しくお願い申し上げます。